【連載第７回】在仏美容師・小川みずきのセシボン日記

『アトリエファゴ』スタイリストの小川みずきさんは、フランス店へ３ヵ月間の短期勤務中。25歳の小川さん目線で、フランスの美容室事情をはじめ、ナントの文化、フランスの人々についての写真日記連載を８回にわたってお届けいたします。第７回は「パリで行きたかったマレ地区へ」です。

パリで行きたかったマレ地区へ

マレ地区は、日本でも有名なブランドのお店から（A.P.C、maison kitsuneなど）古着屋さんまで、何でもあるファッションストリート。世界の流行の発信地とも言われています。

シャネルのお店の横に、ロゴのオブジェを発見しました。

パリのセレクトショップとして大人気のmerciの入口にも、フォトジェニックなデコレーションがされています。

クリスマスなのでどこもキラキラ。散歩しながらウィンドーショッピングするだけでも楽しめました。もちろん撮影の衣装も物色。大きな古着やさんがあちこちにあるので、すべて見きれないくらい。日本にもあるKIROSHOPもあります！（フランスから日本に来たお店なのでこちらが本店ですね。）

その後、クリスマスも近いのでイルミネーションを見に、エッフェル塔やシャンゼリゼ通りまでいきました。マレ地区からはすこし遠いのでUBERを使って！（携帯アプリで呼べるタクシーのことです。）

ディナーはエッフェル塔の近くのビストロへ。老舗で人気のお店ともあり超満員。本当は予約をして行ったほうが良いところですね……笑　１時間待ったら案内してくれると言われたので、近くのバーでアペロ（食事前に軽く１杯お酒を飲むことをアペロと言います）をしてから向かいました。

席に案内されたのは21時過ぎでしたが、それでもまだまだお店は賑わっていて、店員さんは大忙し。ですが、お客さまへの配慮は抜群に良くて、終始楽しそうな話し声が飛び交い、お客さまと店員も楽しそうに話しています。お店の仕事を見ているだけでも心温まるそんな時間でした。

フレンドリーかつ親切な対応が、お店の人気にも反映していて、店員さんのチームのパワーを感じました。料理を食べに来ただけなのに、「私もこれからがんばろー！」と思える感動と力をもらいました。

2018.01.02

小川みずき
［ATELIER FAGOT］

おがわ・みずき／1991年生まれ。埼玉県出身。日本美容専門学校卒業後、2012年『ATELIER FAGOT』入社。所沢店にてスタイリストとして勤務。2017年10月より３ヵ月間、フランス店にて勤務中。