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美容専門学校はどうあるべきか? 議員と文科省担当者を招き政策勉強会/一般社団法人日本メイクアップ連盟 第1回 専門学校 政策勉強会

美容専門学校はどうあるべきか?
議員と文科省担当者を招き政策勉強会

 一般社団法人日本メイクアップ連盟(トニータナカ理事長)は2月26日㈮午後3時より、東京都千代田区の参議院議員会館にて「第1回 専門学校 政策勉強会」を開催。山谷えり子・参議院議員、白鳥綱重・文部科学省生涯学習政策局生涯学習推進課・専修学校教育振興室長をゲストに招き、同連盟に加盟する全国の美容学校から校長や教員ら30人が参加して行なわれた。
 冒頭、挨拶に立ったトニータナカ理事長は「日本に多くの大学、短大、専門学校がある中で、美容学校はどういう方向へ進むべきか。学校の民間力、企画力、プレゼンテーション力をどう伸ばすか。そして専門学校に対する国からの支援はどうなっているのかなどを皆さんと共に勉強していきたいと思い、今回の勉強会を企画した」と開催の意図を述べた。
 山谷参議院議員は「東南アジアや中東、アフリカなどの国々から、日本の技術者教育を伝授してほしい、という要望が来ており、日本の専門学校のような教育システムが特に望まれている。国内での専門学校の位置付けについては中央教育審議会で話し合われており、私どもは奨学金の枠の増大等を求めている」と話し、白鳥室長は「高等学校の先生方からは『この専門学校に行けば何が身に付くのか、何を学べるのかが分からずに困っている』『ホームページやパンフレットには良い情報しか出ていない』といった声を聞く。専門学校を卒業した高校教員が少ない事情もあり、高校の教育現場では専門学校に関する情報が少ないのが現状」と挨拶した。
 この後、白鳥室長が「専修学校の現状と関連施策について」と題した講演を行なった。平成28年度の専修学校関係予算(案)が前年の33・7億円から35・2億円へ増加した事などが報告されたほか、高校進路指導主事が専門学校に期待する事、中央教育審議会(実践的な職業教育を行なう新たな高等教育機関の制度化に関する特別部会)での審議経過報告や、専修学校版デュアル教育推進事業についての説明等があった。
 質疑応答では出席者から熱心な質問や文科省への要望が相次ぎ、各美容学校の危機感の高さを伺わせた。閉会後は同区内のレストラン松本楼に場所を移し、懇親会が行なわれた。

遠方の美容学校からも多くの参加があった政策勉強会
挨拶するトニータナカ理事長
専門学校への造詣が深い山谷えり子参議院議員
講演する白鳥綱重・文部科学省 専修学校教育振興室長
2016.02.26
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