ラグゼビューティー主催「15th HAIR & MA...
今年で15回目を迎える、全国の美容学生およびスクールの学生を対象にした「ラグゼビューティー ヘア&メイクアッ...
若手ヘアデザイナーの育成とスキルアップを目指し、厳正な評価を行なっている同コンテスト。
1962年の幕開け以降、54年の歴史のなかで多くの著名スタイリストを輩出してきました。時代性があるか、テーマが反映されているか、シンプルに構成されているか、モデルに似合っているか――。これが、コンテストの趣旨となっています。自分の基礎力を見つめ直したい、力を試したいという方はぜひ挑戦してください。
髪飾りを使用したカジュアルなアップスタイル
構成の発想の自由さが良い。アップになると、質感表現に難あり
テーマに「カジュアルな」という言葉があったためか、自由にデザイン構成をしている人が多く、幅広い発想をおもしろく拝見しました。編み込みブームを経て、アップスタイルにおける柔軟性が高まり、つくり方が自由に――それは美容師だけではなくてお客さまもですが――頭がやわらかくなっている証拠だと思います。全体的に技術レベルは高いのですが、ウエーブやパーマがテーマのときのラフな動きのつくり方に比べて、アップになったとたん、質感が粗くなる傾向を感じました。まとめ始める前の下準備を、思っている以上にもっとていねいに手掛けたほうが良いかと思います。夜会巻きなどの面構成のスタイルでない場合、ほぼ生の髪をそのまま、まとめ始めている方もいるのではないでしょうか? カジュアルといっても、洗いざらしのままでいいわけではないので、もう少し下準備に手間をかけると髪をキレイに見せられたり、繊細な動きをつくれたり、お客さまが自分ではつくれない質感を表現したりできることにつながると思います。掲載後半や選外の作品では、かなりフォーマルなものが多かったです。印象を左右しているのは、アクセサリー選びのセンスだったりするのですが、そのセンスや時代性も審査の観点に含まれます。「カジュアルな」という言葉が求めるものを、もう一段、掘り下げてください。
『HAIR MODE』編集長 小池入江
西森由貴
SHISEIDO(東京都港区)
関西美容専門学校卒(美容歴7年)
阿保麻都香
SHISEIDO(東京都港区)
資生堂美容技術専門学校(美容歴8年)
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最前線で活躍する美容師たちが集い、技術や知識を楽しく学べる場として企画された美容の祭典が11月19日(火)開...