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全日本美容業生活衛生同業組合連合会「第349回理事会&新年懇親会」

「まつ毛エクステは美容師の業務」
三根卓司理事長が5月辞任を表明

 全日本美容業生活衛生同業組合連合会(以下、全美連/三根卓司理事長)は、1月25日(水)東京都千代田区のホテルニューオータニにおいて、午後0時30分より第349回理事会を、午後4時より新年懇親会を開催した。 理事会で三根理事長は、東日本大震災の義援金協力に感謝の意を表し、組合活動に対しても「各ブロックを回り多くの成果を得た」とあいさつした。 議事は、催事・会議などの報告事項、総合福祉共済制度および休業補償共済制度の加入者増強運動や、全美連社内検定実施規定の一部変更など付議事項、今後の理事会・総会日程などの協議事項が審議され、いずれも承認された。 注目を集めたのは、まつ毛エクステンション協会連合会(安藤幸男代表/加盟9団体)が、昨年12月14日付で厚生労働省に提出した要望書『まつ毛エクステンション』その他美容行為規制の在り方について——美容師法の見直しについてのお願い」の内容が報告された件。 要望書では、厚労省の通達(平成20年3月7日)による「まつ毛エクステンションは、現行の美容師法にいう『美容』に該当し、美容師免許を有する施術者が行なうべき」という指導に対して、まつ毛エクステ ㈰美容師が主に頭髪を対象として行なうパーマネント・結髪などの行為とは異質の新しい技術である ㈪美容学校のカリキュラムにも美容師国家試験項目にも入っていないことを主な理由として、資格を有する美容師だから安全で、非美容師なら安全性が低いという訳ではない、と主張。民間資格の設立を求めている。 さらに、「現行美容師法の適用される業務範囲の見直し」も要望し、美容師法・理容師法による規制に馴染まないサービスとして、アイブロースタイリング、うぶ毛やむだ毛のシェービング、メイクアップ、フェイシャルエステティック、毛穴ケア美容、顔のうぶ毛脱毛、育毛関連サロン施術、ヘッドスパを挙げている。 理事会では、告発も視野に入れた強い姿勢を打ち出すとともに、美容学校の教科書に「まつ毛エクステンションの項目」を入れるとの決定を報告した。 理事会席上で全美連表彰(役員8名・職員1名)が、終了後には、平成23年度厚生労働省健康局長表彰(15名受賞)および作文コンクール表彰(3名受賞)が行なわれた。 新年懇親会に三根理事長は着物で登壇。あいさつで「今年の5月には理事長を退く」と辞任を表明し、「今年は良い年であることを願う。今後も全美連に協力して欲しい」と結んだ。

理事会でまつ毛エクステン
ション対策の見解を述べる
三根卓司理事長
2012.01.25
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