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【お詫びと訂正】 月刊「美容界」7月号

月刊「美容界」2019年7月号(6月15日発売号)の22~23ページにおきまして、事件の背景や解釈について、誤った表現を残したまま、誌面化に至ってしまいました。取材にご協力いただいた(株)ミルボン様をはじめ、関係者の皆様、読者の方々に深くお詫び申し上げます。ここに改めまして、訂正後の記事を掲載いたします。

STOP THE 違法販売
ミルボンの対応に学ぶ不正流通の抑止


今年2月、美容室専売品の違法販売で美容師が警察の摘発を受けたという事件が、テレビのニュース番組でも取り沙汰された。
非正規流通による転売は、自由競争の名のもとで、摘発が非常に困難なため、これまで常に業界の課題となってきたが、メーカーサイドのブランド価値に対する揺るぎない姿勢が、その抑止を促す。



あまりにも無知な
違法販売行為

〝化粧品の違法販売で美容室オーナーが摘発〟の報が駆け巡ったのは、今年2月6日。(株)ミルボンのヘアケアブランド『オージュア』のシャンプーやトリートメントの容器に記された製造番号を削り取り、成分表示の載ったパッケージも外した状態でオークションサイトに出品し販売したとして、薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)の「不正表示化粧品の販売」に抵触。東京・渋谷の美容室オーナーはじめ3人の美容師が警視庁の摘発を受け、書類送検された。
件の主謀者と見られる美容室オーナーは「転売がメーカーにばれるのを恐れて、製品番号を削り取った」と供述しているが、そのために行なった行為自体が法律違反であるという認識は薄かったようで、オークションサイトにおいては、「わけあり箱なし」「削り傷あり」など、正直に注意書きを添えて出品していたのだ。
警視庁の発表によると、こうしたケースでの摘発は、全国でも初めてというが、その裏側には、自社製品のブランド価値を堅守したいという、メーカーの強い意志があり、今回、(株)ミルボンはそれを実際の行動で示して見せた。同社ブランド『オージュア』は、美容室における対面販売を前提として取り扱いの契約を交わしており、不正が発覚した場合は、美容室に対して然るべき対応を取るという姿勢を貫くなど、かねてより自社製品の不正流通対策に取り組んでおり、ネット販売やオークションサイトへの出品が頻発し始めた数年前からは、出品された製品の出所調査を強化していた。


利益を重視した
契約の不履行

 メーカー側がそういった対策を敷いているにもかかわらず、サロン側が契約違反を実行するのは、やはり〝需要があるから〟が大きな要因と思われる。購入する側にとっては、美容室でしか買えない人気商品であるだけに、価格と手間を天秤にかけたならば、少々定価より値は張っても、ネットの方が手軽に入手できる、という意識が働くというもの。その心理に付け込んで、より多くの利益を得ようと、製品の横流しは後を絶たない。それら全てに対して抗議姿勢を示していくのは非常に困難ではあるものの、仕入れの数が急増するなど、不正販売の店舗から発せられる小さな変化を見逃さないよう、同社では警戒レベルを高めているという。
 そして契約から外れた販売行為が発覚した場合、そうした行為に至った事情を鑑み、取引継続の可否を判断するとしている。ただ騒動にすることが目的なのではなく、水面下で動いてブランド価値の維持に努めることが肝心なのだ。


断固たる姿勢に
他社からも高い評価

 それでも今回、摘発者が出るまでの事件となったのは、極めて悪質なケースだったためだ。もちろん(株)ミルボンは早い段階でマークしていたが、製造番号を削る違法行為もあったため、警察案件と判断し、その窓口に捜査の相談をした。
「違法販売で警察が動いたことは、美容市場にとっても大きなことです。ブランド価値と品質を守るため、そういった行為の再発防止に、これからも対策を継続していきたいと考えています」
と語るのは(株)ミルボンの広報担当者。実際に摘発が行なわれたことによって不正流通の歯止めにつながるのではないかと、同社だけでなく他メーカーも期待を膨らませている。

2019.07.03
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