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日本パーマネントウェーブ液工業組合「第48回通常総会および講演会」

化粧品分類は前年比約30%増と好調

パーマ市場は全体で横ばい傾向、医薬部外品はダウン 日本パーマネントウェーブ液工業組合(岩崎彰宏理事長、リアル化学㈱社長)は、6月13日㈭東京・新宿のハイアット リージェンシー東京27階エクセレンスにおいて、第48回通常総会および講演会、懇親会を開催した。 午後2時15分の定刻、総会に先立って、今年3月に逝去した田尾有一相談役(㈱アリミノ特別相談役)に対して黙とうが捧げられた。 その後に開会した総会は、本人出席35名、委任状20名で行なわれ、第一号〜第五号まで全議案が承認を受けた。 議事では、第一号議案として、平成24年事業活動の概要が報告された。同組合が実施した統計調査(平成24年1月〜12月)の報告によると、チオ系パーマ剤の出荷金額は対前年比約93%(出荷数量は92%)、シス系パーマ剤の出荷金額は対前年比96%(出荷数量は90%)、縮毛矯正剤の出荷金額は対前年比約90%(出荷数量は約92%)となった。 医薬部外品のパーマ剤は全般に低迷している状況で、化粧品カール剤だけは出荷金額が対前年比約129%(出荷数量は約129%)と大きく拡大した。 パーマ剤全体では出荷金額は約133億円で、対前年比約100%(出荷数量は約99%)の横ばいとなり、毎年対前年比を大きく下回り続けていたパーマ市場は下げ止まりとなった。 実施事業については、岩崎理事長の発案により「パーマシンポジウム2013」を2月13日に開催したことを報告した。パーマに特化した取り組みを推進する全国規模の美容師6団体をパネラーとして討議した結果、現在「パーマ振興運営委員会」において具体的施策を検討し、進捗させるために活動を開始した。 全美連のパーマ振興のための講習会開催事業に対しては、協力すると共に講習会受講者の5000件のアンケート提供を受けており、今後取りまとめを行なう予定。平成25年度も全美連の同事業に協力する。 組合事業の根幹となる薬事関係業務に関しては、パーマ剤の規制緩和は平成24年度も進展はなし。引き続き関係する他の医薬部外品団体と協調し、業界にとって優位な規制緩和要望の実現を目指す。 また、監事の佐藤公美氏が任期半ばで退任することになり、それに伴って監事選任が行なわれた。選考委員による指名推薦により、佐々木良逸氏(資生ケミカル㈱社長)が選任され承認を受けた。 終わりに、故 田尾有一相談役の34年にわたる理事長就任および業界への貢献に対して、感謝状が4月1日に贈呈されたことに加え、田尾大介理事(㈱アリミノ社長)に記念品と盾が贈られた。 総会終了後、休憩を挟んで午後3時30分より講演会が行なわれた。講師は、ビートたけし氏の実兄であり、タレントとしても活躍する北野 大氏が務めた。同氏は、北野家の教えとして、①実るほど頭を垂れる稲穂かな、②自慢、高慢、馬鹿がする、③一 杯の酒に城が傾く、④物を貰って怒る人はいない、⑤人は物を欲しい時に物をくれない、など母から学んだ厳しい人生訓を軸にして、時に舌鋒鋭く講話した。 その後、午後5時10分からは、会場を28階スカイルームに移して懇親会が行なわれ、午後7時に散会した。

開会の辞を述べる岩崎彰宏理事長
2013.06.13
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