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毛髪科学技術者協会 「ヘアカラーの未来」をテーマに最先端の研究成果を発表

「ヘアカラーの未来」をテーマに最先端の研究成果を発表

 毛髪科学技術者協会(MGK)は、2月5日㈬午前10時30分より東京都文京区の東京ガーデンパレスにおいて、「第5回毛髪科学技術者協会 研究発表会」を開催した。 今回は、「ヘアカラーの未来」を主題とするパネルディスカッションが注目を集め、会場には過去最多の約200名が参集した。 パネルディスカッションは6つのパートにより進行した。①ヘアカラー業界の現状②ホームカラーとサロンカラーの違い③男性カラーと女性カラーの違い④海外ヘアカラーと日本ヘアカラーの違い⑤ヘアダイ以外のヘアカラーの可能性⑥ヘアカラー開発の今後の展望と課題。いずれのテーマも活発な意見が交わされ会場の注目を集めた。以下が主な論旨。▷ホームカラーとサロンカラーでは、使用者の違いによる設計の方向性に差があり、ホームカラーでは「失敗しない処方」が優先され、サロンカラーでは色調表現の豊かさという「道具としての利便性」に重点が置かれている。▷ヘアカラーにおいて男性は「簡便性」を求め、女性は「仕上がり」を重視する。▷日本のヘアカラーの特性としては、「医薬部外品」制度の存在と、おしゃれ染めと白髪染めに市場が分かれている。▷新しいタイプのヘアカラーとして、メラニンそのものを形成する白髪染めが開発され製品化にも成功している。▷今後の展望として具体的に取り組むべき課題は4分野。①高齢女性の白髪染め中止を抑制する②染毛率が低い男性市場の開拓③おしゃれ染め市場の再活性化④拡大する海外市場への展望。 パネルディスカッションの他にも、「エイジングによる毛髪内変化とその対策」「多変量解析による髪のダメージ感の分析と評価」「タンニンによる毛髪補修および弾性付与効果の評価」「パーマネントセットにおける水素結合の役割」など、興味深い研修発表が続いた。

2014.02.05
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