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「美容の新しい価値を考える会」シンポジウム 18th /美容の新しい価値を考える会

 美容業界のメーカー、出版社有志によるボランティア団体「美容の新しい価値を考える会」(2014年事務局:ルベル/タカラベルモント㈱)は8月26日㈫午後1時より、東京都港区のフロラシオン青山にて、美容業界関係者を集めて18回目のシンポジウムを開催した。
 
 同会は、美容ブームが本格化する前の1996年より、デザイン一辺倒ではない美容の幅広い価値を追求しており、シニア世代の美容やスタッフの離職問題など、これまでも時代を反映した議題を取り上げてきた。今回のテーマに掲げたのは、「中小規模サロンに明日はあるか」。二極化の中、スケールメリットなしで生き残り発展する術を論じ合った。
 
 はじめ登壇したHAREKE・浅沼 章代表は、スタッフ第一主義を掲げ、こまめな表彰や独立支援、キャリアパスの整備などにより、スタッフのモチベーションをアップ。結果としてアイデア満載、顧客と親密なサロンを築いた軌跡を振り返った。次に、個別対応を追求する、のりこ美容室の前田秀雄代表は、他店の動向に惑わされず、独自のサービスでファンを獲得した経緯を語り、「皆が一方向へ殺到している時こそ立ち止まって考えろ!」「夢を追うよりひたすらに道を歩もう!」と、力強く提言した。続いてpiKa icHi・内田善久代表は、デビュー後全員が月間売上150万円を達成する秘密として、挨拶や掃除など、習慣教育の重要性を語り、「人としての原理原則だけを教えれば、スタッフは自律的に動く」と持論を展開した。
 
 最後に、起業家支援コンサルタントの毛利 豪氏は、三者三様の経営手法を振り返って「美容室経営の肝は、顧客との関係性をどう深化させるかに尽きる」と総括し、強いチームづくりを指南した。
 
 来場者は、貴重な成功事例を明日の仕事のヒントとすべく、終始熱心に耳を傾けていた。

開会の辞を述べるタカラベルモント㈱・吉川朋秀取締役
ルベル事業部長
2014.08.26
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