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「美容の新しい価値を考える会」シンポジウム19th/美容の新しい価値を考える会

「美容の新しい価値を考える会」シンポジウム19th

 美容メーカーや美容専門出版社の有志によるボランティア団体「美容の新しい価値を考える会」(2015年度事務局/㈱ミルボン)は8月25日㈫午後1時より、東京都港区の青山ダイヤモンドホールにて、美容師・代理店・メーカーなど業界関係者を集めたシンポジウムを開催した。
1996年の設立より、美容に備わる新たな価値を提案する目的で毎年開かれてきたこのシンポジウムは、今年で19回目。今回は「“おもてなし”を科学する」をテーマに、3部構成で「美容室だからこそできる“おもてなし”」が語られた。
 第1部では、㈱資生堂リサーチセンター主任研究員の互 恵子氏が「脳科学からのおもてなし」と題した講演を行ない、化粧心理や行動科学の研究をもとに、相手に好印象を持たれる整容や所作、コミュニケーションなどについて解説。笑顔の度合いによる印象の違いなどを説明し、「アプローチ時は大きな笑顔で親しみやすく、カウンセリング時は微笑んで信頼感を得るのが効果的」といった実践的な応対方法を披露した。
 第2部では、㈱MS&Consulting常務執行役員の渋谷行秀氏が登壇。「おもてなしの重要性と具体的活動のポイント」をテーマに、同社が行なうミステリーショッピングリサーチでの調査結果から、美容室でのおもてなしにより、いかに顧客満足を高め、売上につなげるかの具体的な方法が紹介された。
 第3部はパネルディスカッション。講演した両氏に、ナビゲーターの㈱髪書房元相談役・児玉勝彦氏を加え、“おもてなし”を深掘りする議論が交わされた。
 また講演の合間には、同会より、20年の節目を迎える来年はNPO法人の申請をする予定であること、年1回以上のシンポジウム開催を目指すことなどが報告された。

自らの研究成果から、お客様の心と脳に響くおもてなし応対の本質について解説する互 恵子氏
「おもてなし力を高めるには、不満の改善ではなくプラスを伸ばすという発想が重要」と渋谷行秀氏
2015.08.25
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